分解能を上げた検査も可能なので、小さな疾患や病気の早期発見に寄与すると考えられます。
領域別の特長についてご紹介いたします。 頭部領域の検査において倍速撮像が可能となるため、従来の画像よりも分解能を上げながらも短い時間での検査が可能です。 また頭部血管撮像も造影剤を使わずに、狭窄や動脈瘤の検査を行う事ができます。 脊椎の検査においても、椎間板や椎体、脊髄の観察に有用というだけではなく、神経根の描出も可能なため、坐骨神経痛などの疾患において、どこで神経が圧迫されているのかを描出することが出来ます。 関節領域の検査時には、専用のコイルを取り付けさせて頂く事で、高分解能検査が可能となります。 腹部検査や前立腺検査においても、息止め検査内での画質が格段に向上しているため、以前よりも息止め時間が短くなり、患者さんの負担が軽減されています。非造影MRA法も充実しており、腹部内血管や腎動脈、下肢血管の撮像も呼吸同期法や心電同期法などにより、簡便に検査が行えます。
◎料金
健康保険適用(3割)で5,000円以上
◎所要時間
撮影(1部位)につき20分以上
◎撮影受付時間
【午前】11:00まで 【午後】17:30まで
※初診料、処方箋(お薬)、他処置などがある場合は料金や所要時間が変わります
当院ではMRI(1.5テスラ、GE社製)で、アルツハイマー型認知症の診断ができます。認知症と診断された場合、専門治療機関へご紹介させていただきます。
認知症には『アルツハイマー型認知症』や『脳血管型認知症』などがあります。脳の中で記憶の部分(海馬)の萎縮や機能低下がみられることが知られています。 今回導入した「VSRAD」というMRI検査は、この『脳の変化』をとらえて『アルツハイマー型認知症』の早期発見を手助けする検査です。